On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2026-05-28 04:40:13
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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【追記しました】  少年時代から敬愛する正岡子規にお逢いできました



植樹祭に参加するために訪れた愛媛県の松山市は、正岡子規の街です。

 日本は、俳句という、固有にして世界に類例のない詩的世界があります。 ( 和歌はまた別の意義があります )
 その俳句を革新すること、子規はそれを、労咳による死に直面し身動きすらできない狭い一間 ( ひとま ) に臥 ( ふ ) しつつ成し遂げたのでした。

▼ぼくは子供の頃から、文章を書いてきました。
 同時に、句作、詩作も、試みました。
 そして、おのれのささやかな才能は散文にあり、句作や詩作にないことも、少年にして理解しました。
 ただし、散文という言葉は嫌いでした。文章は散文じゃない。今も、その気持ちは変わりません。

 句作や詩作に仮に才能は無くとも、深く理解し、愉しむこと、あるいは俳句や和歌を英訳して、欧米人らにその美を語ることはできます。
 したがって正岡子規の生きざま、その業績、その詠んだ作品群をこゝろから尊敬することは、今も変わりません。

▼民間専門家の時代から、仕事で松山に行くと、夭折した子規の遺した足跡を訪ねて歩いていました。
 5月17日の日曜、全国植樹祭で責任を果たしたあと、空港へ行くまでの途中に「坂の上の雲ミュージアム」を訪れることができました。
 そこは、司馬遼太郎さんの書いた長編小説「坂の上の雲」の記念館ですね。
 したがって主人公は、帝国陸海軍の士官として日本をロシアの脅威から救った秋山兄弟です。
 わたしは安全保障の専門家として、秋山兄弟も敬愛しています。これも少年時代からです。
 そして、「坂の上の雲」の作中で描かれたとおり、秋山兄弟と子規は、親友でした。  

▼坂の上の雲ミュージアムは、子規への敬意でしょうか、写真の座像をつくってくれています。
 思わず、尊敬あふれて、子規の横に座らせていただきました。



▼ミュージアムでは、学芸員の上田一樹さんが丁寧な解説をなさってくださいました。
 感謝しています。


 わたしからも、まことに僭越ながら、わたしなりの歴史解釈や日本観、世界観をお話ししました。
 また俳句に根本的な疑問を呈したフランス文学者、桑原武夫さんの主張などについての見解などもお話ししました。この見解は、中学生の時から変わっていません。



▼秋山兄弟の兄者、秋山好古さんは帝国陸軍の騎馬隊を世界の高みに引き揚げたひとです。
 そのためでしょう、ミュージアムには、日本の馬の模型に跨がるコーナーがあります。

 共同通信でペルーに特派されていたとき、アルベルト・アルベルト・フジモーリ大統領の背後に居る白人特権階級に食い込んで話を聴くため、早朝に開かれていた乗馬教室に通い、あっという間に障害を飛ぶ乗り手となりました。
 そのときを思い出して、ひょいと跨がってみました。

 一緒に居たみなさんが撮ってくださった写真を見ると、教わったとおり、背筋が伸びています。
 先生は、スペインの王族の出身で、オリンピックの乗馬にてメダルをとった女性でした。かなりのお年の方でしたが、凄まじく厳しかったです。
 その厳しさのおかげで、馬なりに障害も飛ぶことができたのです。
 その馬と共に障害に真っ逆さまに落下もして、馬もぼくも奇蹟的に無傷だったこともありました。
 ペルーの馬は、この模型の馬体よりも遙かに巨大でした。

 ミュージアムのおかげで、こうした記憶も一瞬にして蘇りました。

★さて、このエントリーも今日5月28日木曜の未明に書き起こしてから、切れ切れに書き続けて、アップするまでに長い時間が掛かりました。
 いまは、同じ日の午後6時過ぎです。
 自由民主党本部にて、任意参加の講演を聴きつつ、同時進行でこのエントリーを完成させてアップします。

 そして、わたしにとって普段の独立講演会と比べてもさらに大切な、主権者のみなさんとの出逢いになる予感がする独立講演会@京都劇場の募集は、もう明日5月29日金曜の13時ですべて締め切りとなります。
 あと一晩と、半日しか無いですね。

 主宰者の独立総合研究所は、社員数が限られているので、締め切ってしまえば、そのあとは対応が不可能です。
 関心のあるかたは、どうぞ、このボタンを押して質問を書き込んでください。
 待っていますよ、こゝろから。





 
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