On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2026-05-16 22:20:15
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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衆と参はこのように何もかも違います  国会答弁の三連投をおこなった衆院にて



 前ふたつのエントリーでは、参議院の環境委員会での国会答弁をお見せしました。
 今度は、同じ国会の同じ環境委員会でも、衆議院の環境委員会での国会答弁です。

 答弁者の背後にいらっしゃる秘書官や行政官 ( 官僚 ) には、立派な机があり、答弁者には机がありません。
 この部屋は、まだマシな方で、答弁者の横にとても小さな机があります。正直、使いにくいですが、あることはあります。
 別の部屋、むしろ衆院でいちばんよく使われる部屋には、答弁者ひとりにひとつの小さな机すらありません。

 これは困ります。
 参議院には、答弁者の前にちゃんと机があります。
 これが、あたりまえではないでしょうか。
 答弁には沢山の資料の読み込みが不可欠で、わたしは答弁の時にいかなる紙の読みあげもしませんが、念のために机上に最低限の資料を置いています。
 話しているわたしの前の机、マイクの立っている机は、答弁するときだけの机で、すべての答弁者が共通して使うものです。

 参から衆に移ってあらためて感じるのは、どうしてもこうも、衆と参は違いを作ろうとするのかということです。
 主権者のみなさんから見ると、参議院と衆議院は左右対称で同じにみえると思います。国会議員から見ても、そうです。
 ところが、国会議事堂の内部は、三角屋根が中央にある本館も、その左右にあって委員会を開く分館も、階段から室内まで、建て付けが何もかも違っているように造られています。
 議事堂だけで無く、議員会館も、室内の広さ、建て付けからトイレのあり方まで何もかも違います。

 なぜ、こんなことをするのか。
 おそらく、参院と衆院がそれぞれ、独立していることを強調したいのかなと、想像しています。
 政治記者の時代から、そして参議院議員の時代から、ある程度は知っていましたが、実際に当事者として参と衆を体験していて、あらためて、その徹底ぶりに驚きます。

 さて、どうかなぁ、こういうこと。

 憲法改正をきちんと定めた憲法96条も、衆参両院では無く、衆参の各院が、総議員の3分の2以上の賛成を得て改憲を国民に発議する定めになっています。
 だから、それなりの意義と理由は分かります。

 しかし・・・設計が同じである方が、おそらく建てるときのコストは安かったでしょう。
 建設は戦前です。
 ただ、戦前だけのことではありません。
 戦後に建て替えられた議員会館で申せば、たとえば衆議院議員会館にある謎の吹き抜け、参議院議員会館には影も形もない吹き抜けなどを見ると、コスト意識よりも、自分たちの立場を優先しているようにも、わたしは感じます。
 したがって、国会の主人公は国会議員ではなくあくまで国民であることをずっと考え、行動しているわたしとしては、ちょっと目線の置き方が違うのではないかと思えます。

 この衆院での質疑は、5月15日金曜でした。
 ちなみに、衆議院議員として環境副大臣を務めていても、国会答弁は当然、衆と参の両方であり得ます。

▼日本の奥、世界の奥、ふつうなら知ることのできない奥、それを今、日本の主人公のみなさんが知るのは、とてもとても大切です。
 なぜなら、米国が中国にひょっとしたらこの先、ひれ伏すのかと思わせる米中首脳会談が行われたりするからです。

 わたしは、まことに僭越ながら、確信を持って申します。そのための最適ツールはこれです。今は断固、これっきゃありませぬ。





 
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