On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2026-05-01 05:55:58
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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早くも、発刊から4日目です  かつてないほどの苦戦だと思います



▼これは、発刊日の翌日、4月29日に紀伊國屋書店梅田本店で平積みになっていた『世界は短い』だそうです。
 兵庫県尼崎市在住の平綱耕一さんという読者が購入され、そして写真を送ってくださいました。
 その写真の一部をお借りしています。こゝろからありがとうございます。

▼作家としてのわたしは、国会議員になる前は22刷というベストセラーもありました。
 国会議員になった途端に、「セイジカの本なんて」という気持ちに阻まれてか、多くのひとには読まれなくなりました。

 しかし、わたしはどこまでも、ひとりの物書きです。
 多くは読まれずとも、どんなに躰を犠牲にしても、書き続けています。

 ひとつには、固定の読者のみなさんが居てくださり、この、本が死滅するかという時代にも一定程度は読んでいただけるからです。
 そのために、さんざ苦しんで新刊を出すと、いつもロケットスタートでした。どんと、読まれます。
 そして一定数に達すると、すとんと落ちます

 ところが今回は、そのロケットスタートも喪われました。
 それでもわたしは、削った命がついに無くなるときまで、書き続けます。



▼同じ読者が、同じ書店で撮ってくださった写真です。
『やさしく夜想の交叉する路』がついに平積みで無くなり、この本棚の真ん中にぽつんと一冊、あるだけになったそうです。
 まるで、ポツンと一軒家ですね。
 わはは。

▼まもなく次の弾丸出張の準備をしないと飛行機に間に合いません。
 ロシアにすでに侵略されている、ウクライナではない国と、それから世界経済の変動のなかで奇蹟的に国民生活の高い水準を守っている国、この2か国を訪ねます。
 環境副大臣の公務では無く、自由民主党のひとりの代議士としての政務です。
 このため政府の支援は、公務出張と違って受けられず、しかも連休中で日系の飛行機は満員で乗れません。

 ふだんに増して、苦しい弾丸出張になるでしょう。
 長きも長い機中は、そもそも寝れる環境では無いと予想しています。
 それを逆手にとって、新しい小説の『預言者』 ( 『預言』を改題 ) を懸命に、しかしキーボードを叩く音は立てずに、書くつもりです。



 
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